●砂糖きびの島・種子島へ行ってきました。
粗精糖は
こちらで販売中!

九州鹿児島の南110キロに浮かぶ平坦で南北約60キロの細長い島、種子島。
鉄砲伝来かロケット打ち上げ基地が有名なんだけど、実は砂糖きび栽培の北限地だったりします。

当店の粗精糖はこの種子島産100%なんですね。
洗双糖とも呼ばれ、煮物などの料理にはぴったりな、天然の恵みたっぷりでおいしい砂糖。

ちょうど冬の今の時期が砂糖きびの刈入れ適期と聞いて、行ってきました種子島!!
案内していただいた地元の製造会社の方々、生産者の皆さん、ありがとうございました!


名古屋から鹿児島空港経由、
プロペラ機に乗り換えます。
36人乗りのSAAB、特に風の強い日で、
揺れたなんてもんじゃないです!
当分飛行機恐怖症…
高い山はなく、丘陵地に砂糖きび畑という概観。
手前は新しく株を植え付けた畑。
その向こうがこれから刈取り予定の畑。
店長の特別レポートは決まって天気が悪いんです…。
機械による砂糖きびの刈り取り作業中。
切断された幹の部分が黒い袋にたまっていき、
上部から余分な葉などが勢いよく噴出しています。
日笠山さんの農場にお邪魔しました。ここでは背丈より
大きい砂糖きびの、昔ながらの手作業による刈入れ。
1本1本カマで葉を落としていくたいへんな重労働です。
収穫の多くはこういった高齢者の方々に支えられています

収穫された砂糖きび。
直径2.5センチというところでしょうか。
皮をむいて白い部分をかじるととても甘い味がします。
糖度は18%ほどとのこと
長い間島の子供たちのおやつ代わりだったとか。
島で唯一の製糖工場に集められた砂糖きびの山。
1日の処理量は1500トンにも及ぶとか。
今期(02〜03)の作柄は残念ながらよくないらしいです。

集められた砂糖きびは粉砕され、圧搾して汁を絞ります。
搾汁はろ過したあと、煮詰めて糖度を上げていきます。
絞った後のカス(バガス)は工場の燃料としてリサイクル。

煮詰めた液を結晶化して製品とします。
化学処理などをせず、粗精製の砂糖だから、
ミネラルやポリフェノールなど自然の恵みがたっぷり残った、
まろやかな旨味を持つんですね。

島の北部にある研究センターでは、種子島独自の
新品種の開発が続けられています。
また成分に関する研究も進んでいて二日酔いにいいとか、
抗がん作用のある成分も見つかっているそうです。
種子島といえば「まんてん」の宇宙センターとロケット基地。
科学技術館も立派でした。
種子島、お刺身も美味しかったし、芋焼酎もあるし、
タンカンもシーズンだし、島唯一の温泉にも入ったし…。
     (こらこら、何しにいったのかな…??←天の声)